心配は現実に about Iraq 2003 8 3

 3月下旬だったでしょうか。
イラク開戦前か、開戦後か、どちらかは憶えていませんが、
このようなことを書きました。
「砂漠を歩いてはいけない。
 砂漠のなかには、蠍がいる。気をつけよ。」と書きました。
蠍とは、昆虫の蠍ではなく、蠍のように襲ってくる兵士のことです。
他にも、こう書きました。
「生きた蠍のほかに、死んだ蠍がいる。
 この死んだ蠍の毒が危険だ。
 気がつかぬうちに体に回る。
 まるで、空気感染する結核のようなものだ。」
このように書きましたが、
これらは、残念ながら、あまり参考にしなかったようですね。
 戦場で死ぬ兵士は、いつも、若い人です。
死ななければ、少なくとも、50年は生きられたのに、気の毒なことです。
この世に生まれて、20年や30年で死んでいくとは、悲しいことである。
親より、子供が先に死ぬことは、親にとって、最大の不幸である。
親が、自分の子供の葬式を行なうことは、悲しいこと。
親は、自分が、子供に代わって死ねばよかったと思うものである。